世界一流エンジニアの思考法を読んで今後のヒントになったことをまとめた

10万部を突破したベストセラー「世界一流エンジニアの思考法」を読み終えました。
僕自身、エンジニアとして日々勉強中なので、これからの思考法や働き方でヒントになったものをいくつかまとめたので紹介します。

どんな本か

マイクロソフトで働く牛尾剛さんが周りの世界一流エンジニアと自分の差にコンプレックスを感じながら、
どうしたら彼・彼女らのように働けるようになるのか探るべく世界一流エンジニアを観察して、その思考法や働き方についてまとめた本です。
牛尾さんは世界一流エンジニアは常人と比べて頭の回転が速いわけでも天才的な記憶力があるわけでもなく、思考法が高い生産性を作っていると結論づけています。

そして本書の裏テーマとして、そんなエンジニア達の思考法はこれからのAI時代を生き残るためのスキルになるとも書かれています。
IT業界で働く人だけでなく、すべての社会人にとって高い生産性を作り、変化の激しい時代を生き残るための手掛かりになるでしょう。

この本をオススメしたい人

  • エンジニアとして働いているけどなんとなくスキルに伸び悩みを感じている人
  • 世界一流のエンジニアがどのような働き方をしているのか知りたい人
  • AIの台頭に不安を感じている人

ヒントになった箇所と実践してること

試行錯誤は「悪」である

本書の第1章 世界一流エンジニアは何が違うのだろう の内容です。
システムになにかバグや期待通りに動かない事象があったときに、解決に向けて試行錯誤することは一見良いように見えて実は悪手になります。
なぜなら思いつきで色んなパターンを試してうまくいっても時間がかかる上にただうまくいくパターンを見つけただけなので学びがないからです。
世界一流エンジニアが同じ壁にぶつかったとき、彼・彼女らが取る行動は、手を動かすことではなく、ログなどの事実となるデータを集めて何が原因かの仮説を立て、その仮説を検証するために初めて手を動かすのです。

仕事や個人開発でバグや期待動作をしない事象が起きたときに、スムーズに解決しないとつい思いつきで色んな書き方を試してうまくいくパターンを探してしまいがちですが、
あっという間に時間が過ぎて解決まで1〜2日かかった経験をしたエンジニアは多いのではないでしょうか。
そんなときこそログや前後の動作を見て、解決への仮説を立てることがエンジニア力をあげる経験になります。
仮説を立てるために公式ドキュメントや Github の issue を注意深く読む習慣をつけるように心掛けています。

小さなドキュメントをコードの前に書く

これも第1章の内容です。
実装前にドキュメントを書く利点に次の2つを挙げています。

  • 頭の中が整理され、抜け落ちていた視点などに気づくことができる
  • 考えていることを書けば自動でドキュメントができるので、後で書く必要がなくなる

これは先ほど紹介した「試行錯誤は『悪』である」の内容に対しても筋が通ります。
先にドキュメントを書くことで理解が深まり、実装する内容への解像度も上がり試行錯誤しなくて良くなります。
さらに作業が終わったらドキュメントもほぼ出来あがってるので、後から思い出してまとめる必要もありません。

自分も実装方針や調査内容を先にドキュメント化することで、実装や調査の効率が上がっただけでなく後からドキュメントを作る時間もなくなり、
他のメンバーを助けたり、浮いているタスクを巻き取りに行けたりと余裕が生まれました。
後日、追加実装やバグ修正が必要になったとしても自分が過去にどんな意図でその実装をしたのかがドキュメント化されてるのでスムーズにタスクをこなせます。

相手が求めてる情報への感度を研ぎ澄ます

第4章 コミュニケーションの極意の内容では、
相手が本当に欲しい情報がなにかを普段から意識することが生産性の向上に繋がると説明しています。
相手が欲しい情報への感度を研ぎ澄ます方法として、バグの解決方法や便利なクエリなどをメモする際に、自分用ではなく、人に読まれることを前提としてメモを書くことです。
そうすることで誰かからの質問や問い合わせ、引き継ぎ作業で、そのメモを共有すれば解決し、時間がかからなくなります。

誰かからというのは将来の自分も当てはまると思ってます。
自分用に書いたメモでも後から読むとよくわからないことは多々あります。
背景を知らない他人が見てもわかるようにメモすることを心がけるようにしてから、単純に喜ばれて嬉しいですし、あとから自分がみて助けられたことが何回もありました。
そしてこの技術ブログも読まれることを前提としたメモとしても機能してます。

「タイムボックス」制で、学習の時間を確保する

本書の第6章 仕事と人生の質を高める生活習慣の内容です。
牛尾さんは仕事や勉強をするときに 切りのいいところまでやろうと考えて、結局寝る直前までかかってしまうことが頻繁にあった そうです。
これはエンジニアあるあるではないでしょうか(笑)。

自分も個人開発やブログの執筆をする際に切りの良いところまで終わらそうとしてダラダラと続けてしまうことがたくさんありました。
大体そういうときは集中力が切れているのに時間だけを費やしてやってる感があるだけです。
(明確に納期がある仕事では、納期までに終わるまでやる必要はあると思います…。)
プライベートでの勉強はタイマーをセットしてきりが悪くても時間が来たらやめるようにしたら、その時間内に終わらそうと前より集中できるようになり、進捗が良くなりました。
なによりプライベートで仕事にまったく関係ない他の娯楽に使える時間が増えました。

最後に

本書を読み終えて、エンジニアとしても社会人としても、今後も働く上でのヒントであったり、すぐに実践できる情報がたくさんありました。
技術や仕事、そして人生を「コントロール」するための思考法や実践方法が見つかるでしょう。
自分はこの本を読み終えて、自己学習はしてるつもりなのに何かスキルの伸び悩みを感じる原因を見つけることができました。
同じ理由で悩んでるエンジニアがいればぜひ本書を手に取って読んでみてはいかがでしょうか?

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