世界遺産検定2級を一発合格する勉強戦略!試験の解説と当日の流れも解説

世界遺産検定2級 資格

第40回世界遺産検定が2020年7月5日に行われました。

僕はそこで世界遺産検定2級を合格!

この記事では自分の受験を振り返って、

2級の難易度や勉強方法、当日の流れなどをまとめました。

何級から受験するか迷っている人も、2級を勉強してる人も参考にして頂ければ幸いです。




初めてでも世界遺産検定は2級からがオススメ

初めて受験する人はどの級から受けようか悩むと思いますが、2級で間違いありません。世界遺産検定は優しい順に4級、3級、2級、1級、そしてマイスターの5つのレベルがあります。

何でかと言うと、レベルを落として3級に受かっても効率が悪いからです。

世界遺産検定は2級を持ってないとそれ以上進めない

4級から2級までは受験資格がないので誰でも受けることが出来ます。

しかし1級の受験資格は「2級合格者」で、マイスターの受験資格は「1級合格者」なのです。

つまり2級からは順番に合格して行かないとそもそも世界遺産検定を受けることすら出来ません。

3級は簡単なのでちゃんと勉強すれば受かりますし、

合格したとしても結局また2級を受けないといけないのです。

だったら最初から2級を受けた方が受験料も時間も節約できますし、

2級の難易度が心配な人も必勝法やポイントを下で紹介しますので読み進めて下さい。

テキストはこの2冊だけ!

資格や受験の勉強をするとき、いくつもあるテキストからどれを選べばいいかわからない問題がありますが、世界遺産検定はこれら公式テキストと問題集だけで良いです。

世界遺産は毎年更新されており、出題範囲もそれに合わせて新しくなりますので、

必ずあなたが受験する年の最新のテキストと問題集を買いましょう。

問題集には解説がないので、どこを間違えたのかテキストで見直すことになります。

なのでこれらの2冊がないと戦えません。逆にこの2冊を勉強すれば受かります!

世界遺産検定2級を知ると勉強の仕方が見えてくる

資格や受験の勉強をするときは、まず相手を知ること。

世界遺産検定2級の出題範囲や傾向を知れば、効率的な戦略を立てて一発合格できます。

2級の受験概要

まずは2級の概要をご覧ください。

受験資格 解答形式 問題数 試験時間 合格基準
どなたでも可能 4択マークシート 60問 60分 100点満点中
60点以上

世界遺産検定HPより引用

問題数が60問で試験時間も60分なので、1問を1分で解けば良いのですが、

時間はめちゃくちゃ余るので気にしなくて大丈夫です。

試験が始まって30分が経過すると途中退出できるようになります。

早く終わって見直しも終わったら暇なので、途中退出するのが良いですが、

残り10分になると途中退出ができなくなるので注意して下さい。

2級の出題範囲

続いて2級の出題範囲を見てみましょう。

基礎知識 日本の遺産 世界の自然遺産 世界の文化遺産 その他
20% 25% 10% 35% 10%

世界遺産検定HPより引用

世界遺産検定という名前から海外の世界遺産ばかりを想像する方も多いでしょう。

もちろん範囲として、世界の自然遺産と文化遺産、その他と半分近くを占めていますが、

逆に基礎知識と日本の遺産を抑えるだけでも半分近くは点数が稼げるのです。

世界の遺産は2級で300個ありますが、日本の遺産は2020年現在でたった23個。

つまり日本の遺産さえ抑えてしまえば安定して点数を取ることができます。

基礎知識に関しては、世界遺産委員会やユネスコの知識で正直つまんないですが、

基礎知識と日本の遺産を覚えれば、世界中の300以上ある遺産を暗記する圧迫感から解放され、

教養を高めたり旅行に役立てたり、純粋な勉強として楽しめるのです。

世界遺産検定2級の勉強方法とポイント

さて世界遺産検定2級との戦い方がわかったところで、

僕が実際にやってみて効率的に学べた勉強方法とポイントを紹介します。

ちなみに僕は試験の1ヶ月前から勉強を始め、1日何時間というより空き時間にテキストを読んで、

1週間ごとに過去問を解いて間違えたところを見直していました。

まずはテキストを1周読んでから過去問1回

世界遺産検定を受けるあなたは、きっと少なからず旅行がお好きなんだと思います。

そういう人にとって世界遺産検定のテキストは読み物として面白いです。

1周テキストを読み終えた1回過去問を解いてみましょう。

多分点数は良くないと思いますが、答え合わせ&見直しをしてあることに気づくでしょう。

出題範囲はテキスト上の赤文字太線以外からも平気で出るということに。

世界遺産の基礎知識を抑えましょう

過去問を一度解いてみると世界遺産そのものの知識だけでなく、
「ユネスコとは何か?世界遺産条約とはどういう経緯を持つのか?」といった、
その組織についての知識も問われることがわかります。

ですので以下のポイントを抑えておくと得点に繋がりやすいです。

✔︎「世界遺産条約履行のための作業指針」の10項目

            • 1(ⅰ)創造的な遺産
            • 2(ⅱ)文化交流の遺産
            • 3(ⅲ)文明や時代を残す遺産
            • 4(ⅳ)建築・科学技術の遺産
            • 5(ⅴ)伝統的集落の遺産
            • 6(ⅵ)負の遺産、その他
            • 7(ⅶ)自然美や景観美の遺産
            • 8(ⅷ)地球の歴史の遺産
            • 9(ⅸ)生態系を示す遺産
            • 10(ⅹ)絶滅危惧種の遺産

これらは世界遺産条約履行のための作業指針10項目を簡潔にまとめたものです。
テキストを読むときに、その遺産がどの項目に当たるのかを意識して読むと自然に覚えていきます。

合わせて以下の内容はよく試験に出るので覚えておくと良いでしょう。

            • ・日本の遺産で5(ⅴ)は「白川郷・五箇山」と「石見銀山」だけ
            • ・日本の遺産で7(ⅶ)は「屋久島」だけ
            • ・日本の遺産で10(ⅹ)は「知床」だけ

世界遺産は「擬似旅行」で暗記

テキストでは文章と写真で世界遺産が紹介されているので、
イメージは湧きますがなかなか記憶は定着しません。

余白の関係上、写真が載っていない遺産もたくさんあってとても覚えづらいです。

そこで僕が実際にやった勉強方法が「擬似旅行」です。

世界遺産をグーグルマップで調べて、行ってみたいリストに追加して場所と国を覚えます。

そして興味を持ち行ってみたいと思った遺産は、
旅程を立てる感覚でグーグルで調べて、遺産の歴史や背景などの観光情報を見ます。

きっと世界遺産検定を受けるあなたも、僕と同じで海外旅行がお好きなんだと思います。

勉強ではなく観光地として覚えることで次の旅先の候補にもなりますし、

世界遺産検定の勉強そのものが楽しく、モチベーション高く維持できるでしょう。

各遺産すべてを調べるのは無理があるので、あなたが本当に興味を持った遺産だけで大丈夫です。

最新の世界遺産の情報を確認

試験日が近づいてきたら必ずやることが最新の世界遺産の確認です。

世界遺産は毎年更新されるので、その年に新しく登録されたり登録を解除されたりした遺産が必ず出題されます。

今回の試験でも「今年(2020年)、開催される予定の世界遺産委員会の開催国はどこか」という問題が出題されました。

この答えは中華人民共和国なのですが、残念ながらコロナの影響で委員会は中止されています。

当日の持ち物や流れ

受験会場は渋谷カンファレンスでした。

時期が2020年7月5日だったのでコロナの渦中で、会場の至る所にアルコール消毒が置いてあり、

受験者同士が密にならないよう距離が開けられ、マスクの着用が呼び掛けられていました。

当日の持ち物はこんな感じです。

            • 【当日の持ち物】
            • ✔︎鉛筆や消しゴムなど筆記用具
            • ✔︎郵送されるハガキの受験票
            • ✔︎腕時計(会場によっては時計なし)

試験時間はかなり余裕があるので焦らなくて大丈夫です。

会場の半分以上の人が問題を解き終わり途中退出をしていました。

僕も全問解き終わり2回見直しをしてもまだ時間が余っていたので途中退出。

問題用紙は持ち帰れて、翌日の12時に世界遺産検定ホームページで答えが発表されます。

自分がどの選択肢を選んだか問題用紙にチェックを入れておけば翌日に合否がわかります。

まとめ:いきなり2級でも合格できる!

この記事では世界遺産検定についてまとめました。

どの級から受けようか迷っているのなら2級が断然オススメです。

世界遺産や観光地などに疎くてもしっかりポイントを抑えて取り組めば十分合格できます!

世界遺産検定の申し込みはこちらをクリック!

テキストはこの2冊だけあれば合格できます

指定日以降であれば世界遺産検定の公式HPで合否を確認できますが、

試験日の約1ヶ月に合格者には世界遺産検定2級の認定証が送られてきます。

次は世界遺産検定1級を受けますので、その記事もいずれ公開します!




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